⑫お客さまに媚びてばかりいると

⑫お客さまに媚びてばかりいると

商談で営業マンがよく犯す間違いが、相手(お客さま)に媚びて、話を合わせしまうことです。
心証を少しでも良くしたい、少しでも好感をもってもらいたい、と営業が思うのは自然なことです。
しかし、着実に商談を進めようとすると、その場しのぎであることがよくわかります。

合意形成の土台は信じ合えるということです。
確かに、「よいしょ」すると相手は気持ちよくなって、あなたにたくさん情報をくれるかもしれません。
しかし、それと引き換えに合意の土台を揺るがしているということに目を向けるべきではないでしょうか。
あとになればなるほど合意形成がぐらぐらする理由がここにあります。
商談では、八方美人は相手との信頼関係をおもいっきりハンマーで壊しているようなものなのです。

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