⑱鎧(よろい)を着る

⑱鎧(よろい)を着る

営業は演技することと捉えることができます。
家でくつろいでいるような気持ちでお客さまに営業できる人がいるでしょうか。
「演技なんてしない! ありのままの自分で、お客さまに真心を尽くすのが営業だ」――そういう人がいますが、本当にそうでしょうか?
なんのためにお客さまのところに行くことになったのか?
それは、友人になるためでもなく、分かり合いたいからでもなく、契約を取ることが目的だからです。そのためには「素の自分」をさらけ出していてはうまくいかないことが多いものです。

営業をうまく進めるためには、相手があなたをどのような印象を持つかをイメージしながら、あなた自身の外面や振る舞い方を考え、イメージを作っていきましょう。
これは「演技」とも言えますが、プロの営業マンとしては「鎧(よろい)を着る」という技術です。
お客さまがあなたをどのように見、どのような印象を持つかを、科学的に考えてアプローチすることが大切なのです。

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