㉛「営業見込み」について考える

㉛「営業見込み」について考える

営業成果がなんとか欲しいから、可能性ゼロにするより、「見込み」を残しておきたい気持ちはわかります。
「ひょっとしたら決まるかも」ということです。
お客さま側も会社を代表して営業を受けていますから、営業の心証が悪くなることを避けます。ノーと言えない人は増えています。
人間関係が希薄で、こちらがどう反応するか読めなくなってきているからです。
そのため、どの営業組織でも白黒がつかない営業案件が増えがちです。

しかし、こちらからあらたに働きかけない限り、成約可能性は正直ゼロだという案件を頼みにしていては成果にはなりません。
営業見込みは、固く読んでも駄目、ゆるく読んでも駄目、現実的に甘くも辛くもない視点が重要です。
白黒がつかないと現状を見誤る、というデメリットを視野に入れましょう。

たしかに営業に貪欲さは必要です。それとは分けて冷静に現実的に行うべきではないでしょうか。
とくに、営業をマネジメントする立場の方々には重要な視点ではないかと思います。

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