㊺問題提起の主導権

㊺問題提起の主導権

グループの中で、話のテーマを提示する人が話題の中心になります。
このメカニズムは枠組みに起因しています。

枠組みを提示されると、人はその枠組みから自由ではいられない、ということです。
同様に営業でも、問題提起をしたほうが優位に立ちます。問題提起は、フォーカスという機能で使うことが一般的でしょう。
加えて、リーディングという機能があると覚えておくとよいと思います。相手を守勢に立たせたければ、話題を矢継ぎ早に振れば良いということです。

この機能をつきつめていくと、話の先読みが効くようになります。
こちらは、自由に提示するだけですが、相手は制限のある枠組みの中で考えさせられます。パソコンでいうと相手はCPUが落ちた状態に陥るのです。
ひな壇にあがる芸人さんが笑いをとりやすいのはなぜでしょう? それは、問題提起をするからです。

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