ふだんのなにげない会話の中で、主導権は生まれていきます。
例えば、上司が優位、部下が劣位という関係でも、営業成績の良い部下が会社を辞めるという会話をすれば、部下が優位に立ちます。
なぜなら、上司は営業成績の良い部下に辞められると困るからです。
部下はどこにいっても営業成績を出せるということを言えば、会社を辞めても困らないという演出がしやすいわけです。
このように、成績の良い部下が、上司と頻繁に会社に対する不満を口にすれば、実に簡単に上司に対して主導権をとれるようになります。
相手が何をされたら困るかが見つかれば、劣位をひっくり返すことが可能になります。
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