㊶代替案があるかないかで

㊶代替案があるかないかで

最強の主導権は、相手に代替案がなく、自分に代替案があるという状態によって構成されます。
この状態になると、相手はこちらを追いかけざるを得なくなるのです。相手があなたに惚れ込んでいて、あなたは相手がいくらでもいる。

こうなると、相手はあなたを追いかけてきます。
交渉の成功とは、相手が自分を追いかけてくるように仕向けるということだと私は思っています。
恋愛でも、家庭でも、マネジメントでも、経営でも、そして、営業でもこれは同じです。

「欲しい」と「困る」という利害があって、主導権構造を有利に持ち込み、そして、相手に代替案がなく、自分に代替案があるように見せかけるのです。
* * * * * * * * *
鷹尾豪の著書もぜひご一読を⇒『「この人から買いたい!」と思わせる技術』(幻冬舎)