クロージング開始して、大切にしたいことは「返報性」です。
人は何かしてもらうとNOと言いづらくなるという心理的な特性のことです。
商談を進行してきたお客さまは、これを意識しています。あなたが、工数をかけたようにお客さまに見えることがポイントです。
例えば、一番オーソドックスで、また効果もあるのは、面談アポイントを設定することです。
絶対に、電話やメールで検討結果を聞かないことです。電話やメールで聞くことでお客さまに逃げられてしまうことが多くあります。
これまで商談をしてきたのだから、2回目以降の面談設定で断られることはよっぽどのことがない限り、起こりません。これは返報性が効いているからなのです。
クロージングで面談を入れない営業マンは「何もわかっていない」と評価されてしまいます。
大抵、数字を残してきた人が上司にいるので、ほぼそう評価されます。
面談になったら、距離を近くとるだけとって、「押さない」、これがコツです。
決めるのは相手――これがここでも効いてきます。
トークに自信がある人ほど押してしまいます。陥りがちな罠だと思います。