94 相手の味方スタンスが不可欠

94 相手の味方スタンスが不可欠

合意形成では、「相手の味方スタンス」を貫く必要があります。
自分のために言っているように相手から見えたら、極論どんな素晴らしいことを言っても、利害衝突の様相は深まり、合意を誘導することができないからです。

相手の利害にたって、その利害にとって好ましい表現をしていくことが重要です。
共通の敵(第93話参照)を設定しても、自分にとって都合がいいだけでしょと相手から思われていると効果半減してしまいます。

このように考えると、相手が納得するかどうかは、相手の利害をどれだけ自分事のように理解しているか、ということに尽きるということがわかると思います。